放牧中

もはや見えぬ光よ かつて私の物だった光よ もう一度私を照らしてくれ

今年(2020年)の3歳馬は弱いのか?

無敗の三冠馬コントレイルと無敗の三冠牝馬デアリングタクトが共に出走するジャパンカップ。三冠同士の対決に注目が集まるが、二頭とも古馬と初対決することも忘れてはいけない。

そこで気になるのが世代の強さ。

「今年の3歳世代は弱い」と言われている(正直、去年も言われていたが……)。

というのも、芝の古馬混合重賞を勝った3歳馬が毎日王冠を制したサリオスしかいないからだ。

そこで、2015年から2019年までの過去5年間で、3歳馬が勝った芝の古馬混合重賞(JRA)を調べてみた(GⅠレースは文字色を青にした)。

 

2015年(ドゥラメンテ世代)

セントウルS(アクティブミノル)
富士S(ダノンプラチナ)
スワンS(アルビアーノ)
福島記念(ヤマカツエース)
ターコイズS(シングウィズジョイ)※牝馬限定戦

2016年(マカヒキ世代)

函館SS(ソルヴェイグ)
キーンランドC(ブランボヌール)
京成杯AH(ロードクエスト)
チャレンジC(マイネルハニー)
阪神C(シュウジ)
有馬記念(サトノダイヤモンド)

2017年(レイデオロ世代)

函館SS(ジューヌエコール)
クイーンS(アエロリット)
スワンS(サングレーザー)
アルゼンチン共和国杯(スワーヴリチャード)
福島記念(ウインブライト)
マイルCS(ペルシアンナイト)
チャレンジC(サトノクロニクル)
ターコイズS(ミスパンテール)※牝馬限定戦

2018年(ワグネリアン世代)

関屋記念(プリモシーン)
新潟記念(ブラストワンピース)
マイルCS(ステルヴィオ)
ジャパンカップ(アーモンドアイ)
京阪杯(ダノンスマッシュ)
中日新聞杯(ギベオン)
有馬記念(ブラストワンピース)

2019年(ロジャーバローズ世代)

中京記念(グルーヴィット)
毎日王冠(ダノンキングリー)
チャレンジC(ロードマイウェイ)
ターコイズS(コントラチェック)※牝馬限定戦
阪神C(グランアレグリア)

 

いかがでしたか?
天皇賞(秋)が終わった段階で他の世代が2,3勝しているのを考慮すれば、たしかに「今年の3歳は弱い」と言い切る人もいるだろう。

個人的には、「開幕前の順位予想で前評判の高いオリックス程度の信頼性はあると感じた(どっちも毎年言ってるし)。